無垢家具の豆知識

無垢の家具作りから、森と木と暮らしをつなぎたい①

森で働く

私たちは森から伐り出された木材で家具を作っていますが、その日本の山の木は、これからも伐り出されることは可能なんでしょうか?

矢口史靖監督の映画『WOOD JOB!』は、確か「緑の研修生」が主人公だったと思いますが、「緑の雇用」事業も少しは知名度も向上したのではないでしょうか。

「緑の雇用」事業とは、簡単にいうと所定の条件に合った新規林業就業者を受け入れた事業体とその就業者に対して国が一定の育成期間にお金や研修などの支援を提供するというもので、「緑の雇用」で採用された者を「緑の研修生」と呼ぶんでしたよね。

高度成長期に安価な輸入材が大量に流入したことによって国産材の価格は大幅に下落し、林業は衰退の一途をたどりました。ところが実は近年、木材の国内自給率が少しづつ回復しはじめたり、若い人を中心に林業に従事する人も少しずつ増えはじめていると聞きます。

高山の森林組合にも「林業女子」がいらっしゃいます!!

地方へ移り住み、林業に就く。 そんな方々がもっと増えてくると、これからの無垢の家具作りにも明るいニュースですね。

 

森の仕事、木の仕事

ところで森の仕事と言っても沢山のいろんな仕事があるんじゃないかと・・・

森から木を伐り出す仕事、その丸太を挽く仕事、森からいろいろなものを採る仕事(う~ん山菜とかキノコとか)、あと森を利用している仕事もたくさんありますよね、木質バイオマスとか、森で教育する仕事とか、これから多彩でクリエイティブな森の仕事が増えてくるように思います。

そして私たちのような家具工房、大工さんなど木材を使って「モノ」を作る仕事へつながります。

つづく・・・

無垢の家具から、飛騨の森の木を想う。

「森と暮らしのマーケット」

7月15日・16日に「森と暮らしのマーケット」というイベントを開催します。
テーマは「森」と「木」と「暮らし」をつなぐことです。

「森」→やはり自然の木で家具を作らせていただいているので、自然を、山を守りたいと思っています。その身近な自然の象徴を「森」とイメージしました。

「木」→木というのは、実は山から伐り出された丸太や製材された木材のことを差しています。私たちも家具を作ることを商売とさせていただいているので、どうしても経済活動を否定する訳にはいきません・・・

「暮らし」→暮らしは人の営みです。そこには家族だったり、夫婦だったりの人と人のつながりがあります。私たちの家具は、その人と人のつながり・家族がちょっと豊かに、ちょっと楽しくなるものを作りたいと思っています。

 

飛騨の天生の森に、自然の木を見に行く

飛騨のクラフトマンや食に関わる人、木育を広める活動をされている方など、たくさんの人に関わっていただき、たくさんの企画やワークショップが盛りだくさんのイベントですが、
特におススメの企画の一つが「天生の森歩き」です。

その下見も兼ねて、天生の森を歩いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の案内人が丁寧に、そしてユーモアたっぷりに案内してくれます。

詳しくは ↓
https://www.facebook.com/%E6%A3%AE%E3%81%A8%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-1896231920636572/

 

ブナ、栃の木、ホエビソ桜、カツラ、ホウの木

 

 

 

 

 

 

天生のカツラ門、今でも門をくぐるように歩くことはできません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段から国産材の大きな一枚板でテーブルなどを作っています。
栃やケヤキ、栗、山桜、センなど、日本の広葉樹の樹種の多さにビックリします。

最近では、飛騨の木で家具を作ることを心掛けています。
不揃いの小径木しか出てこないので、大量生産する家具メーカーさんも使い勝手が悪く、多くがチップになってしまっています。

その不揃いの小径木の丸太を1本1本丁寧に選別して、また無駄の無いように製材して、家具に仕上げています。

手間が掛かることですが、やはり木が無くなってしまうと家具は作れません。
そして林業がすたれると、木を伐り出すこともできなくなります。

森を守るのと同じく、経済的にも成り立つ必要性も感じています。

 

浦西正幸